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腱鞘炎

2013年11月6日 | コラム

手指関節や手首関節の使い過ぎ、または細菌感染、リウマチなどの自己免疫疾患によって起こる炎症を腱鞘炎といいます。

使い過ぎにより、短母指伸筋(拇指を立てる筋肉)と母指外転筋(拇指と示指の間を開く筋肉)の腱鞘が手関節橈側部(手首関節拇指側)で発症するもの(ドケルバン病)や、母指その他の指屈筋腱の腱鞘炎(ばね指)などがあります。

ドケルバン病とは、手関節橈側(拇指側)の橈骨茎状突起部(手首関節拇指側の突起部)に起こる狭窄性腱鞘炎であり、ここを通る短母指伸筋と長母指外転筋を使い過ぎたために起きた炎症です。手指、特に母指使用時の手関節橈側の痛み、橈骨茎状突起部に腫れを伴います。

また、ばね指とは、指の屈曲や伸展に際し、付け根部分で屈筋腱がひっかかっているために、指が屈曲位のままロックして伸びなくなったり、屈伸しようとするとカックンという衝撃とともに急に指が伸びたり、曲がったりする状態のことをいいます。この弾発的な運動障害とばね指関節部に圧痛を伴います。

細菌感染としては化膿菌による感染があり、手の屈筋腱の腱鞘で好発します。また、結核性腱鞘炎は慢性の腱鞘炎を起こしますが、前腕や手の屈筋腱の腱鞘にみられます。リウマチ性関節炎の場合には、手関節の屈・伸筋腱で慢性腱鞘炎が起こり、腱の断裂を生ずることもあります。

とはいえ、ドケルバン病であれ、ばね指であれ、腱鞘炎の多くは殆どが同一動作の反復や使い過ぎによるものなので、細菌性やリウマチ性によるものを除けば、整体、鍼灸、カイロプラクティック、オステオパシーの守備範囲となります。この場合、胸椎部に歪みが生じており、そこを矯正すると早期回復に向かいます。

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