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坐骨神経痛

2013年8月13日 | コラム

坐骨神経痛とは、腰背部から臀部を通り、大腿後面から脛にかけて、更にくるぶしから足指に放散する痛みや痺れの症状をいいます。8割ぐらいは腰椎椎間板ヘルニアが原因ともいわれてます。

椎間板は椎骨と椎骨の間にある、上下からの衝撃を吸収するクッションです。中心にはゲル状の髄核と周囲には繊維輪があり、柔軟性を保持しています。椎間板ヘルニアはスポーツによる衝撃や、外傷、遺伝的体質による椎間板の脆さによって繊維輪の一部が壊れ、髄核や繊維輪が脱出して起こります。

後方に脱出すると坐骨神経根に触れ、痛みや痺れが腰背部から臀部を通り、大腿後面から脛にかけて、更にくるぶしから足指にかけて放散しますが、不思議なことにMRIで撮影すると、髄核や繊維輪が坐骨神経根に触れていても無症状の人もいます。

好発部位は腰椎4番と5番の間、もしくは腰椎5番と仙骨の間に多く発症します。当院にもお越しになりますが、脱出した髄核や繊維輪を外科手術で切除しても、痛みが引かない人は多く、痛みの根本原因はそれらではないのでは、という説もあります。

事実、私が整体、カイロプラクティック、鍼灸、オステオパシーで腰椎を矯正したのち、痛みが緩和したり、腰の可動範囲が正常に戻ったケースが何度もあります。

また、坐骨神経痛の別の原因として、50~60代であれば腰部脊柱管狭窄症によることも多く、脊柱管近辺にできた腫瘍によることもあり、この場合には激しい腰痛と下肢痛を伴います。悪性腫瘍や脊柱管狭窄症による坐骨神経痛以外であれば、腰椎の歪みによる可能性が高く、当院の守備範囲となります。