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うつ病

2014年1月7日 | コラム

うつ病は統合失調症と並ぶ2大精神疾患の一つであり、気分、思考、意欲、睡眠などの面で不調をきたします。平均発症年齢は20代後半~30代で、日本では女性に多く、中高年での初発も少なくありません。私見では、生まじめで手を抜けない性格の方に多いように見受けられます。

一説によると、セロトニン(生体リズム・神経内分泌・睡眠・体温調節・精神安定・ホルモン・食欲等に関与する脳内物質)やノルアドレナリン(闘争や逃避反応を煽り、心拍数を増加させ、筋肉の瞬発力を高める脳内物質。憂うつにも関与する)などの分泌異常が影響している可能性が高いといわれてます。こうなると、就寝中も緊張状態が解けず、眠れなくなり、肉体疲労が継続することとなります。

症状としては、抑うつ気分、興味や喜怒哀楽の喪失、声が出にくくなる、焦燥または不安、易疲労性や意欲低下、思考力・集中力・判断力の低下、無価値観や罪責感、自殺念慮や企図、睡眠障害、食欲や体重の異常などのうち、5つ以上の症状が2週間以上同時に続く状態をいいます。

ゆえに、整体、鍼灸、カイロプラクティック、オステオパシーでは、脳幹の機能低下を疑います。セロトニンやノルアドレナリンの分泌調節は脳幹が操作しているからです。

治療としては、頸椎と頭蓋骨の調整および後頭部への刺鍼を行うと、脳幹が発電し、身体の末梢まで電気信号が伝達され、脳本体が活性化します。治療後は患者さんの目が大きく開き、顔が締まって赤くなります。皆さん一様に頭の中がスッキリ爽快になったといわれます。

抗うつ薬や睡眠薬以外でも、このような手段があるのです。

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