新宿・大久保の整体・鍼灸|腰痛治療・骨盤矯正など

骨盤矯正について

1.骨盤の可動性

骨盤(仙腸関節)は動かない不動関節といわれてきましたが、ごくわずかに動きます。骨盤(仙腸関節)は日常の中で、私たちの呼吸とともに開閉しているのです。
骨盤矯正2

骨盤(仙腸関節)は副交感神経が優位になり、リラックスしている時に開きます。つまり、身体が緩んでいる時ですね。したがって、睡眠中が最も骨盤(仙腸関節)が開いている状態で、入浴中や食事中なども開いています。女性であれば、出産時に大きく開くのはいうまでもありません。

逆に交感神経が優位になり、緊張している時は閉じます。つまり、身体が硬くなっている時ですね。したがって、車の運転中や勉強中、仕事中なども閉じています。

常時骨盤(仙腸関節)が開いた状態になっていると、内臓下垂、胃腸弱、生理痛、生理不順等に移行したり、逆に常時閉じた状態になっていると便秘、腰痛、脚の痺れ等に移行しがちです。

ゆえに、骨盤(仙腸関節)が正しい位置に戻ることが、健康と美容にとっては最も望ましいのです。歪んだ骨盤(仙腸関節)は整体、カイロプラクティック、鍼灸、オステオパシーで矯正することが可能です。

2.骨盤が歪む要因

骨盤が歪む要因を以下に列挙します。

1.尻もちをついてから腰痛が悪化した

2.常に同じ手でカバンを持ったり、同じ肩にショルダーバッグをかけている

3.脚を組む時に、いつも同じ脚を上に乗せている

4.横座りの向きが、いつも決まっている

5.直立している時、重心をどちらかの足に寄せている

6.仕事等で長時間イスに座っている・または立っている

7.ヒールの高い靴をよく履く

8.決まった横向きで、いつも寝ている

9.腹筋・背筋・臀筋の筋力低下

10.出産

11.ゴルフスイングなど、特定方向に身体を動かすスポーツをしている

 

はっきり申し上げますと、上記の項目は避けて通れません。人間の骨盤(仙腸関節)は重力のもと、構造上歪むようになっているのです。歪んだとしても、病的な症状が現れなければ問題ありません。

人は利き腕や利き足の都合上、身体の片方を使っているケースが多く、それが骨盤(仙腸関節)や脊柱の歪みを引き起こす要因になると考えられています。こうなると、脳から脊髄神経を伝わって末梢に向かう連絡が阻害されるため、腰痛、生理痛、生理不順、不妊症、胃腸や腎臓の不調等を招きやすくなります。

また、骨盤(仙腸関節)は腹筋、背筋、臀筋に被われていますが、これらの筋力が低下すると、骨盤(仙腸関節)が開いたままで閉じなくなり、胃、腸、腎臓、子宮、卵巣、膀胱などの骨盤内臓器が下垂して、それらの機能が低下します。

ですので、各筋を鍛え、リフトアップさせることも、美容や健康を維持する上でとても大切です。美は健康から始まります。

3.妊娠中と出産時の骨盤

女性の骨盤は出産のために、男性よりも横幅が広く、やや浅めの構造になっています。男性の骨盤がバケツ型とすれば、女性のはタライ型といえるでしょう。また、骨盤(仙腸関節)は呼吸と連動し、リズミカルに開閉していますが、妊娠中は成長する胎児を支えるため、さらにこの開く幅が大きくなり、出産時に最も開くこととなります。

骨盤矯正1

出産時に開いた骨盤(仙腸関節)は産後閉じていき、元の状態に戻ります。しかし、出産時の衝撃が大きかったり、難産であったり、柔軟性が少ない女性は骨盤(仙腸関節)が元に戻りにくく、こうなると腰椎も歪むため、骨盤内臓器である子宮、卵巣、膀胱、直腸などが下垂します。

腰椎や骨盤(仙腸関節)が歪んだり、骨盤内臓器が下垂すると、腰痛や歩行困難になったり、尿失禁、生理痛、生理不順、第2子不妊、痔など下腹部の違和感を生じ、俗に産後の肥立ちが悪い」という状態になる場合もあります。

腰椎や骨盤(仙腸関節)の歪みを整体、鍼灸、カイロプラクティック、オステオパシーで矯正すると、脊柱が正しい位置に戻るため、脳から脊髄を通り、身体の末梢まで行きわたる神経伝達が改善して、骨盤内臓器が正しく機能するようになります。

4.まとめ

上記でも触れましたが、骨盤(仙腸関節)や腰椎が歪むと、生理痛、生理不順、不妊、肌荒れ、腰痛、便秘、下痢、痔、尿失禁、坐骨神経痛などを生じやすくなります。

骨盤(仙腸関節)の後部にある仙骨は、頭蓋骨の後頭部にある後頭骨と連動しており、全骨格の中でも重要な位置を占めています。

また、仙骨と後頭骨は脳を滋養する脳脊髄液の流れを促進する役目があり、女性ホルモンの分泌とも密接な関連がありますので、心当たりのある方は整体、鍼灸、カイロプラクティック、オステオパシーの治療によって歪みを矯正し、健康を回復しましょう。