新宿・大久保の整体・鍼灸|腰痛治療・骨盤矯正など

緊張型頭痛

2013年8月16日 | コラム

頭痛の原因は多種多様です。中にはクモ膜下出血や脳腫瘍など重篤なケースもありますが、その多くは肩こりや頸こり、むち打ち、頸椎や胸椎の歪み、眼精疲労、不安、ストレス、外部からの打撃や衝撃に端を発する慢性疾患です。頭部から頸肩部にかけて筋が収縮し、それに伴い頭皮血管も収縮し、頭痛が起こります。

頭痛患者の70~80%は緊張型頭痛です。筋緊張性頭痛、もしくは筋収縮性頭痛ともいいます。両側後頭部から頸部にかけて起こり、頭を輪のように締めつけられたり、お釜をかぶせられたような鈍痛で、慢性化します。

両側後頭部から側頭部、前頭部にかけての圧迫感や絞扼感、頭重感が長期で続いた場合、MRIやCTスキャンで検査を受けても器質的異常がないことが多く、重症者は筋弛緩剤を処方されても効かない人もいます。このような人には整体、鍼灸、カイロプラクティック、オステオパシーによる治療が有効です。

頭蓋骨、頸椎、胸椎、仙骨を矯正し、筋膜を緩めると、副交感神経を支配する脳幹にスイッチが入り、締めつけられていた筋や血管、神経が解放され、血流や神経の伝達が改善されます。こうなれば身体全体の緊張感が消失しますので、当然緊張性頭痛も緩和するのです。