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免疫力

2013年9月26日 | コラム

昨今、免疫力に関する書籍が数多く出版されています。「体温を上げると免疫力が上がる」とか、「免疫力を上げる食材」等の本を読み、実践すると、とても参考になります。ところで、この免疫力とは何なのでしょうか。言葉を変えると抵抗力とか、感染防御力、ホメオスターシス、恒常性維持機能ともいわれます。簡単に解説してみます。

免疫力とは、生体内で脳幹が病原菌や細菌、ウイルス、寄生虫、バクテリア等の有害物質やガン細胞を認識し、白血球を操作してそれらを殺滅したり、発汗、流涙、排泄、発熱、腫脹等によってそれらを排除し、病気から身体を護る能力のことです。

免疫力としての機能は様々であり、複雑です。皮膚や粘膜は感染から身体を護り、咳やくしゃみ、発汗、流涙、排泄などは有害物質を排除しますし、唾液や粘液は有害物質を捕捉します。また、ウイルスや病原菌が体内に侵入したとしても、炎症(発赤、疼痛、発熱、腫脹)によって死滅させます。

そして何より、免疫力の中でも重要な働きをしているのが白血球です。白血球には、リンパ球、単球、肥満細胞、好酸球、好塩基球、ナチュラルキラー細胞、食細胞(マクロファージ、好中球、樹状細胞)という種類があり、ウイルスや病原菌を識別し、排除する機能があります。

上記の免疫システムの統括と司令をしているのが脳幹であり、整体、鍼灸、カイロプラクティック、オステオパシーにより脳幹にスイッチを入れると、脳幹からの電気信号が身体の末梢まで伝達され、免疫力や自然治癒力が向上し、その結果、有害物質排除機能や白血球活性化機能が強化されることとなります。